有権者から政治にマニフェスト逆提案を

2012年11月14日

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有権者から政治にマニフェスト逆提案を

聞き手:田中弥生氏 (言論NPO理事)


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「白紙委任しない」の賛同者は千人超えたが、まだまだ足りない

田中:工藤さん、今晩は。いよいよ、選挙に向けた動きが明らかになってきたのですが、以前から、言論NPOでは、「私たちは政治家に白紙委任はしない」という呼びかけを行ってきています。その賛同者が1000人を超えたということですが、今後、どのように発展していくのでしょうか。

工藤:1000人超えたことに本当に感謝していますが、まだまだ数が足りないと感じています。やはり、より多くの人達に、僕らの呼びかけに賛同して欲しいと思います。今の日本の政治に対して、有権者が怒らなければいけない。約束しても途中で変えてしまう。変えるのはいいのですが、何の説明もない。今日も、衆議院の予算委員会を見ていたのですが、変更が当たり前みたいになってしまい、政党が国民に向かい合うという視点を全く感じない。

 しかし、民主主義というのは、まさに有権者が政治を選ぶ仕組みですから、ここで有権者が「これからは政治家に騙されたくない」し、「自分の判断で政治を選んでいく」ということで、全国の多くの人達が名乗りを上げていかないといけない。さもないと、政治側からすれば、全く怖くない。だから、この呼びかけにはやはり数が重要で、いろいろな人達が発言する輪がどんどん広がることによって、政治側が「有権者の声を聞かなければいけないな」と思うようになってくれたらいいな、と思っているわけです。それがゴールではなくてスタートなのです。

 選挙がいよいよ始まりますから、我々は次に向けて準備を開始しなければいけない。そう考えているところです。